2011年9月24日土曜日

NAACP: トロイ・デイビスのご家族にお悔やみのメッセージを送りましょう

10月1日にジョージア州サバンナで埋葬されるトロイ・デイビス。NAACP(全米黒人地位向上協会)では、ご家族にお悔やみを送るよう呼びかけています。以下、翻訳してみました。(大竹秀子)




NAACPのお悔やみサイトより:
10月1日土曜日、トロイ・アンソニー・デイビスはジョージア州サバナで埋葬されます。 トロイの処刑をもたらした、正義を欠いた司法は、全世界の注目を集め、彼の事件は米国で死刑反対運動を再燃させています。
しかし、トロイ・デイビスの名が世界的に有名になるまでには、正義を求めるご家族のたぬまぬ努力がありました。 中でも、トロイのお母さん、姉妹、甥の皆さんは何年にもわたり、トロイの事件をめぐる疑惑が世に広く知られるよう、努めてこられました。 NAACP (全米黒人地位向上協会)は、正義を求めるご家族の活動を称え、この深い悲しみの時に、ご家族への支援を惜しみません。
デイビスのご家族にお悔やみと支援を述べるメッセージを送りましょう。 皆さんからのメッセージは、NAACPのメンバーが、ご家族に直接お届けします。


メッセージを送りたい方は、NAACPのメッセージサイトここ)から
国名を選び、後はメールアドレス ファーストネーム 姓
zip codeは郵便番号のこと(試してないのでわかりませんが、日本の郵便番号が使えないようなら、適当に10003とかいれてください)。そしてメッセージ。英語のお悔やみのことばをウェブで探してもいいし、無難かもしれないけれど、I am so sorry for your loss. My thoughts are with you in this time of sorrow.などと、入れるといいのかも。皆さん、工夫してくださいね。

最後にSubmit Formをクリックすれば、NAACPに届きます。

2011年9月20日火曜日

トロイ・デイビス処刑予定前夜に:NAACPから祈りと断食、思索、正義への闘いへの呼びかけ

トロイ・デイビスの処刑が’予定されている2011年9月21日(明日)に向け、NAACP(全米黒人地位向上協会)のベン・ジェラス議長から、祈りと断食、思索、正義への闘いへの呼びかけです。急ぎ、翻訳しました。(2011年9月20日。翻訳:大竹秀子)



(9月21日 8:10PM米東部時間):トロイ・デイビスの処刑は、連邦最高裁判所が弁護側とジョージア州の言い分を再検討し、延期に価するかを裁定するために、一時猶予中。今晩のうちに裁定を出すか、1週間中に出すか、予断を許さない状態です。


(9月21日10:40pm米東部時間)残念な結果に。米最高裁、トロイ・デイビスの処刑阻止のため、介入しないと決定。今夜、まもなく、処刑が行われる模様。


速報:米東部時間9月21日午後11時8分、トロイ・デイビスの死刑が執行されました。
「正義を求める闘いが、私と共に終わることはありません。これは、私の前にいた、そして私の後に来るすべてのトロイ・デイビスのための闘いです。私は意気軒昂ですし、祈りにあふれ、心やすらかです。それでも、最後の息が絶えるまで闘い続けます」 トロイ・デイビス 
(9月20日、アムネスティ・インターナショナルUSAに寄せた言葉




私たちが恐れていた最悪のことが、今朝、起きてしまいました。広まる疑惑にも関わらず、ジョージア州の恩赦・仮釈放委員会は、921日に、トロイ・デイビスを処刑するという決定を支持しました。

いまなお、トロイは、「最後の食事」を摂ることを拒んでいます。彼には自分の命は赦免されるという信念があるのです。 
過去に、彼の強い信念は報われました。トロイが前回、処刑に直面した2008年に、看守はトロイの「最後の食事」を運びました。けれども、トロイは口にすることを拒み、刑務所職員たちの目をしっかりと見つめて、これは最後の食事にはならないだろうと言いました。最後の土壇場で処刑は延期になり、彼が正しかったことが立証されました。看守たちはいまだにこの一瞬を、まざまざと思い出すと言います。トロイの深い信念に根ざした瞬間でした。
とは言うものの、今回、ジョージア州がトロイを処刑する気でいる兆しは否めません。ウィリアム・セッションズ元FBI長官からジミー・カーター元大統領まで、あらゆる人々が執行停止を求めているのにも関わらず

2011年9月16日金曜日

トロイ・デイビスと死の政治 エイミー・グッドマン(2011.9.14)

「トロイ・デイビスの死刑執行が迫っている。 アフリカ系アメリカ人であること、白人の警察官殺しの嫌疑だったこと、 ジョージア州にいたこと。これで3ストライク。」デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンのウィークリー・ブログを翻訳しました。(大竹秀子)


2011年9月20日朝(米国東部時間)のCNNの速報によると、ジョージア州の恩赦委員会、トロイ・デイビスへの恩赦を否認。処刑は21日、午後7時に執行の予定。


速報:米独立系メディアDemocracy Now! (www.democracynow.org) 、9月21日午後6時から8時まで(米国東部時間)、トロイ・デイビスの処刑予定時間に、特別番組を放送。**下記を受け、放送時間を午後10時まで延長。ここから。


(9月21日8:10PM米東部時間):トロイ・デイビスの処刑は、連邦最高裁判所が弁護側とジョージア州の言い分を再検討し、延期に価するかを裁定するために、一時猶予中。今晩のうちに裁定を出すか、1週間中に出すか、予断を許さない状態です。


(9月21日10:40pm米東部時間)残念な結果に。米最高裁、トロイ・デイビスの処刑阻止のため、介入しないと決定。今夜、まもなく、処刑が行われる模様。


速報:米東部時間9月21日午後11時8分、トロイ・デイビスの死刑が執行されました。

ロイ・デイビスと死の政治: エイミー・グッドマン(Democracy Now! エイミー・グッドマンのウィークリー・ブログ2011.9.14より)(翻訳:大竹秀子)
英語原文はここ


死が喝采を浴びる、昨今の米国だ。 最近フロリダ州タンパで開かれた、共和党の大統領候補討論会の席上、CNNのキャスターが質問した。「医療保険に加入しないことにした人が、もし大病にかかった場合、死ぬにまかせていいものでしょうか?」。「いいとも!」という喝采が即座に会場を埋め尽くした。 別の討論会では、大統領候補に名乗りをあげたリック・ペリー テキサス州知事への質問で、知事が死刑執行を熱狂的に支持しているという話題があがると、知事支援の喝采がおこり、拍手はしばし鳴り止まなかった。 司会をしていたNBCニュース局のブライアン・ウィリアムズは、聴衆の反応を受け、こんな質問で切り返した。「234人が死刑になったと口にしただけでこの喝采です。この『熱狂』は、いったい何でしょう?」(続きは、デモクラシー・ナウ・ジャパンのサイトで、お読みください。)