2012年6月30日土曜日

ミシェル・アレグザンダー: 新たな黒人隔離:カラーブラインド時代の大量投獄

デモクラシー・ナウ・ジャパンのサイトに、日本語字幕付き動画「新たな黒人隔離:カラーブラインド時代の大量投獄」が載りました。リンクは、ここから。(大竹秀子)



人種差別が無くなったはずの米国。2人の活動家兼著述家、ランダル・ロビンソンとミシェル・アレグザンダーが、黒人のアメリカを語ります。
「トランスアフリカ・フォーラムの創設者としてカリブや中南米も含めたアフリカ系ディアスポラ社会ならびに米国のアフリカ政策の研究に力をいれてきたランダル・ロビンソンは新作小説Makeda(『マケダ』)を軸に奴隷として集団的記憶を根絶された黒人の体験をもとに記憶の力を語ります。一方、The New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人隔離:カラーブラインド時代の大量投獄』)が大きな話題を呼んだミシェル・アレグザンダーは、麻薬撲滅を錦の御旗にした1980年代後半以降の麻薬戦争が、貧困地区の黒人を狙いうちにし大量に刑務所に送り込み、不公平な量刑で違反者を重罪犯にし、出所後も投票権の剥奪を初めとするさまざまな公民権の制限を行い二級市民に陥れている仕組みを明かにします。二人に共通するもの、それは制度によって見えなくされているものを探り当て、明らかにし、自分たちをしばっているものから自らを解放する力にしていくことです。
http://democracynow.jp/video/20120113-3