公民権運動の3大美男子の一人、バイヤード・ラスティン。人を引きつけてやまない魅力と揺るぎない信念、差別と不正を許せない熱烈な平和・反戦運動家にして公民権活動家。だが、ラスティンは影を負っていた。アウトサイダーの道を選んだのは、オープンなゲイで元コミュニストという存在が、当時の運動にとって抜き差しならぬリスクを意味したからだ。早すぎたヒーロー、キング牧師にガンジーの非暴力の闘いを伝授し、公民権運動に絶大な寄与をした「天使の顔をしたトラブルメーカー」バイヤード・ラスティンとは?(大竹秀子)
ワシントン大行進。「私には夢がある」の演説を行うマーティン・ルーサー・キング・ジュニアのすぐ背後にラスティンの姿が。 |