トロイ・デイビスさんの姉で「トロイ・デイビス死刑反対」運動の支柱だったマルティナ・コレイアさんが2011年12月1日、亡くなりました。10月1日トロイの葬儀の日にデモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンに、無実を訴える運動を続けると語っていた矢先でした。10月3日にオンエアされた「トロイ・デイビスの姉のマルティナ・コレイアさん、死刑反対の闘いを続ける決意」の中で10年以上にわたる自らの乳がんとの闘いをふまえて、「生きようとするトロイと私の闘いは、合わせ鏡。体内に流された毒がトロイの命を奪い、私の命を長らえさせる。トロイは私なのです」と語っていました。英文はこちら (翻訳:大竹秀子)
エイミー・グッドマン:今日のしめくくりは、トロイ・デイビスの姉のマルティナ・コレイアさんです。車椅子に すわって応えてくださいました。以前は軍の看護師でした。弟の命のために闘いながら、乳がんに対する自分の命への闘いも続けてきました。トロイ・デイビスさんの無実を証明する闘いを今後も続けるのか、聞いてみました。
マルティナ・コレイア: トロイの無実が証明されるまで続けます。そして、トロイを不当に扱った人たちに責任をとってもらいます。皆に正義をもたらします。 のんびり身を横たえて弟の死を無駄にしようとは思いません。
グッドマン: ジョージア州で死刑を廃止させることができると思いますか?
コレイア: 死刑廃止は可能だと思います。死刑は廃止できます。世界中の人たちが疑問を投げかけています。無罪の疑いがあるのに、何故、殺すの?と。私たちの名のもとで、こんなことは2度と許さないことを皆さんに知ってほしいと思います。
グッドマン: 最後の質問です。あなたは弟さんの命を賭けて闘いながら、ご自分の命を賭けても闘かってきました。 ご容体はどうですか?乳がんとの闘いを10年以上も続けていらっしゃいます。
コレイア: いまは寛解期なので、乳がんの方は落ち着いています。生きようとする私とトロイの闘いは、まるで合わせ鏡でした。体内に注ぎ込まれた毒は弟の命を奪いましたが、私の命を長らえさせます。ですから、皆さんに知ってほしいのは、殺すなということです。人は助けるべきです。わかってほしい。トロイと私に何の違いもありません。トロイは私なのです。どうかそのことを、忘れないでください。
グッドマン: 2011年9月21日にジョージア州により処刑されたトロイ・アンソニー・デイビスさんの姉のマルティナ・コレイアさんでした。
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